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綜研の三浦です。
今回は『モルタル張り45二丁掛タイルの引張試験』をご紹介します。
タイルの接着の強さを測定するため、新築マンションやマンション改修工事において施工後2週間以上経過したタイルに対して行う試験です。
壁面に対して垂直方向にタイルを引っ張って接着の強さを測定し、100平米以下ごとに一箇所、全体で3箇所以上試験を行います。
引っ張る場所はあらかじめ監理者と決めておき、試験機は油圧式の機械を使用します。
強力な接着剤でアタッチメント取付を行い十分固まってから(2時間ほど)試験開始となります。
タイルにどれだけの負荷を掛けたら取れるかを試験します。今回はデジタル画面に4579pNと数字が出てます。
この数値をタイルの面積で割ります。 タイルのサイズは45mm×95mmなので、 4579pN÷4275=1.07N/㎟ となる訳です。 合格基準は 0.4ニュートン/平方ミリ以上 ですのでこれは合格となります。また、タイルのどこで剥がれいるかも確認します。
このように試験を行い、新たに張り付けたタイルでも確かな品質を確保し剥落防止に務めています。