現場REPORT

手摺グラウト注入とは!

綜研の三浦です。
皆様!花粉症は大丈夫でしょうか? 寒い冬も終わりサクラも満開で春本番ですね。

今回は大規模修繕工事においての下地補修工事のグラウト注入についてご紹介いたします。

手すり支柱足元においては金属製の中空支柱内に滞留している水が経年劣化を促進し、
金属の腐食が進行します。この状態を放置しておくと手すり足元の強度が低下し、墜落防止機能が損なわれる危険性が生じます。「グラウト工法」は手すり支柱足元の中空支柱内部へ、滞留している水を除去しながらエポキシ樹脂モルタルを充てんすることにより、経年劣化の進行を抑制し補強する工法です。

①適正な位置を協議して、強度への影響を考慮してφ10mm以下で手摺に穴をあけます。

②規定の配合比で混合したエポキシ樹脂モルタルを注入する。

注入器具(ボンドシリンダーセット や コーキングガン など)の先端に可とう性のチューブを取り付ける。
チューブの先端を支柱内部の底部に臨ませ、底部よりエポキシ樹脂モルタルを充てんする。
支柱内部に滞留している水は注入したエポキシ樹脂モルタルにより置換され注入口周辺より排出される。
注入材は、注入後安定するまでに躯体のひび割れ等に浸透して目減りすることがあり、目減りした場合は継ぎ足す
等して注入穴の下端まで注入するようにする。

③支柱にあけた穴の処理
支柱にあけた穴は、気圧差による水の吸い込みを防ぐと共に、支柱内の乾燥を維持し、
排水口として使用するために、穴小口の防錆処理を行った上で開放のままとする。

外部にさらされる部分は劣化も早いとおもいますので、早めに補修させて頂きとても良かったと思います。
これからも綜研チーム一丸となって、より良い品質をご提供できるように努力してまいります!

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